複勝・ワイド男

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【レース回顧】大阪杯 1着アルアイン

 

G1馬8頭の豪華メンバーとなった大阪杯ですが、勝ったのは17年皐月賞以来の勝利のアルアインとなりました。

 

 

 

 

1着 アルアイン

 

アルアインの持ち味である、好位で速い脚を使えたのが大きな勝因だと思いました。

 

 

今回キセキが逃げると思っていたのですが、上手くスタートを出たエポカドーロがハナを奪いましたね。

 

 

川田騎手も逃げるかどうかは、エポカドーロ次第と言っていましたので、行くならどうぞと言う心構えだと思います。

 

 

そしてエポカドーロが逃げた結果、1000m61.3秒と言うスローペースとなりました。

 

 

ここにも1つの勝因がありまして、キセキが逃げると60秒を切るタイムで逃げる可能性が高いです。

 

 

正直キセキが逃げていた場合は、アルアインが勝っていたかと言うと、少し怪しい点もあります。

 

 

60秒を切るペースだった場合スローと言えなくなり、後続のワグネリアン等に差された可能性もあると思いました。

 

 

良馬場開催とは言え、稍重に近い良馬場だと思うので、今回の1000m61.3秒はスローペースだと思います。

 

 

逆にこのスローペースで、道悪実績のあるエポカドーロが大きく沈んでしまった事は、故障があったのか心配になるレベルでした。

 

 

後は北村友一騎手の騎乗に関してですが、これも肝の据わった勝ちに行く素晴らしい騎乗でした。

 

 

ずっとインコースで経済コースを通らせ、馬場が悪い状態でもこのスタイルを貫いていました。実際に丸山元気騎手が、コメントで馬場が重いと言っていました。

 

4コーナーでも常に内を走っていたアルアイン。JRA公式HPより

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枠が内枠と言う事もありましたが、馬場が悪い内側を通ると言うのは、結構なリスクがあると思います。

 

 

アルアインも結構気難しい性格なので、馬場が悪いところを通らせると、マイナス方向に気持ちが向いて、本来の力を出せない可能性もあったと思います。

 

 

それでも北村騎手が「勝つか負けるか」の騎乗を選択して、経済コースでずっと脚を溜めていましたね。

 

 

今回メンバー的にもかなり強者揃いで、勝ちが2年近く遠ざかっているアルアインですから、「勝つならこれしかない」と言う気持ちで挑んだ北村騎手の判断が、良い方向に向きました。

 

 

ブリンカー着用に関しては、あんまり向いてないのかなと思いましたが、そんな考えの逆で、むしろ慣れて上手く活用出来たのかなと思いました。池江調教師に脱帽です。

 

 

最後の直線についてですが、まさかまさかのムチを1発も使わずに追っただけと、相当状態が良かったんでしょうね。

 

 

しかもここも北村騎手の好騎乗がありました。

 

 

内側を進んでいましたが、最後外側の隣にいたエポカドーロの手応えが怪しくなった時に、そこのスペースを利用してスッと外に持ち出しました。

 

 

このエポカドーロが垂れたところを見逃さず、即座に判断した事が良かった点だと思います。

 

 

経済コース進んだ上に、最後の最後で馬場の良いところを走らせると言う、勝ちの方式が全て積み重なった結果だと思います。

 

 

最後の直線(4コーナー通過直後と、ゴール手前の位置の比較)

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厩舎の仕上げも、本当に上手いなと思いました。

 

 

これだけのメンバーなのに、ムチ使わないで勝つ仕上げをしたのは、G1馬を何頭も出している池江厩舎の強さだと思います。

 

 

まとめ

今回はアルアインは展開面の恵まれもありましたが、アルアインの強さにも出たレースとなりました。内枠を利用して好位で経済コースで脚を溜めて、最後直線で弾けると言う、馬の強さと鞍上の大胆な選択が、こういう結果になったと思います。個人的な馬券は当たりましたが、ブログの予想は外れると言う、微妙な気持ちで記事を書いています。北村友一騎手G1初制覇、アルアイン2年近く振りの勝利おめでとうございます。