複勝・ワイド男

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【レース回顧】エリザベス女王杯 1着ラッキーライラック

今年の牝馬の活躍が凄い事になっていまして、そんな中行われたエリザベス女王杯は、ラッキーライラックが1着となりました。


昨年のチューリップ賞以来の勝利ですね。


まずはスタートですが、ラッキーライラックはスタートが上手くいつもそこから先行をする事が出来るのですが、今回もその形が出来ましたね。


そして内枠を生かして、スミヨン騎手は経済コースのインに拘って、脚を貯める作戦を貫きましたね。


ラップは1000m62.8秒となって、これはクロコスミアが残ってしまうのかと、思っていました。正直ラッキーライラックは、府中牝馬ステークスと同じ事になるんじゃ無いかと、ハラハラしていました。


4コーナーでも7,8馬身のリードがあり、ここから直線で捌きに入ります。



そしてここがスミヨン騎手の凄いと思ったのが、進路が出来るまで仕掛けをずっと我慢しているんですよね。この時点でもまだ追っていません。


脚を使ってでも進路を見つける事って良く見かけるんですが、腹を括ってインに拘ってギリギリまで脚を貯める、素晴らしい騎乗だと思いました。


そしてやはり内が荒れていますので、デムーロ騎手他、整っている外の馬場へ誘導をします。


そして空いた内を、ラッキーライラックが貯めた脚を一気に解放して、上がり32.8秒で突き抜けました。


こんな大舞台のG1で、プレッシャーのかかるレースでこんな腹を括れるなんて、完璧な騎乗と言って良いと思っています。


勿論荒れた馬場でも、直線で突き抜けたラッキーライラックの力も、流石と言っていいです。


今までは早仕かけが仇となっていましたが、脚を最後まで貯める競馬をすれば、牡馬相手でも戦っていけると考えが改めました。


大阪杯などの牡馬中距離路線でも見たいと思いましたし、4歳馬の充実ぶりが秋でようやく開花しましたね。