【レース回顧】安田記念 1着インディチャンプ
単勝1倍台のアーモンドアイに注目された今回の安田記念ですが、勝ったのは単勝オッズ19.2倍で4番人気のインディチャンプでした。
スタートを見ると、外枠のアーモンドアイとダノンプレミアムの出遅れは後程説明するとして、インディチャンプは五分のスタートで出れました。
枠も内枠でしたので、そこから経済コースで4番手につけると言う、今の馬場コンディションを考えると理想の位置で構えられましたね。
前残りで、アーモンドアイが外枠で差しの展開にすると考えると、少しでも前の位置で競馬したいですよね。
そして経済コースも上手く利用して、先行しつつも道中のロスを少しでも減らしています。
アエロリットが速くも遅くもない平均ペースで逃げていたので、後方からの馬は厳しい展開へ。
インディチャンプにも追い風が吹いて、最後の直線を迎えます。
アーモンドアイは後方で、追い出しがモタついた事に対し、インディチャンプは前を1頭ぐらい捌いて、すぐ追える事が出来る展開へ。赤丸のインディチャンプは残り400m時点では追っているのに対し、アーモンドアイ はまだ進路を探している状態です。
約400mほとんど直線を使う事が出来たので、仕掛けの差が1着と言う勝利を勝ち取ったと思います。
福永騎手も、アエロリットを目標にして、アーモンドアイの差しが来ない事を祈った騎乗だと思います。
経済コースで先行出来た点、直線の捌きの差の点など、展開が向きましたが逆にこれが勝てる方法だったのかなと考えています。
アエロリットも非常に惜しかったですね。
前残りの馬場を利用出来た点と、上位人気馬が不利を受けていた点を考えると、型にハメていたのですが、最後にクビ差を捉えられてしまいました。
競られると脆い印象があって、残り200mで並ばれそうになった時に、脚性が落ち気味になったのが惜しかったです。
もっと序盤にリードを広げられていたら、勝ち切れていたと思うのですが、ハイペースになりかねないので難しいところですね。
ほとんどの馬が、平均ペースでも上がり33秒か32秒のスピード決着だった為、やっぱり前の馬が圧倒的に有利だと思います。
そこを上手く活用したインディチャンプと福永騎手は見事ですし、秋もマイル界を盛り上げて欲しいです。
今回は展望を2部構成で、次の記事ではアーモンドアイとダノンプレミアムについて記載します。
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