【レース回顧】クイーンエリザベスⅡ世カップ 1着ウインブライト
日本のウインブライトが決めました!!!
自分は電車の中でラジオで聴いていましたが、ウインブライトが勝った時は、心の中でガッツポーズをして、Twitterで喜びを爆発させていました。
アナウンサーも「父と同じこの香港の地で、嬉しい嬉しいG1初制覇!」と言った言葉が凄く痺れました。この松岡騎手が本当にかっこいい
肝心のレース回顧をしていきます。
ウインブライトですがスタートは出負けをしているんですよね。
かなり痛手だったと思うのですが、最内だった事が救われて、極端に下げる事や序盤に脚を使う事がなく、中段に構えられました。
正直今回は枠の影響がかなり大きいと思っていて、もし外枠でこの出遅れがあったら、勝てていたか怪しかったと思います。
出遅れがあっても松岡騎手は慌てず騒がず、少しずつポジションを取りに行って、インの経済コースで脚を貯める作戦にしましたね。
しかもペースが速かった為、本来のスタイルの前に付ける競馬をしたら、共倒れになっていた可能性もありました。
ジッと我慢をして、4コーナーでは隣の青矢印の馬の手応えが怪しかったんですよね。
ここでも我慢して、沈んだところでスペースが出来たので、そこを狙い直線は全力追いをする事が出来ました。
そして後ろから追撃のあったエグザルタントを振り切り、中段で走れた差もあって1着入線となりました。
シャンティ競馬場は直線430mで、3,4コーナーは緩やかな坂となっているので、イメージとしては京都競馬場の外回りに似ていると思います。
最後に上り坂が無い分、後ろからの馬は厳しいコースですね。
今回ウインブライトの1着は枠の有利もあったのは事実ですが、それをカバーする松岡騎手の判断と、輸送や馬群のど真ん中で競馬して、ストレスのかかる状態でも跳ね返したウインブライトの強さが目立ちました。
馬券はそもそも買ってませんが、そんなものどうだっていいぐらい感動をしました。
松岡騎手の海外G1初制覇、ウインブライトのG1初制覇おめでとうございます。
やっぱりステイゴールドの血を引く馬は、どこか記録より記憶に残る馬なんでしょうね。
現地の事前インタビューで、畠山調教師にこんな質問がありました。
「どうしてルメール騎手やデムーロ騎手ではなく松岡騎手なんですか?」
と言う質問に対し、
「ウインブライトは松岡騎手が乗った時が1番走るんだ。普段から調教にも乗ってもらってる」
と言ったそうです。
これが凄く感動して、乗り替わりが当たり前の世界ですが、こうして調教師と騎手の信頼関係があったからこそ、「松岡騎手が乗った時が」と言う言葉が出たのだと思います。
ウインブライトの今後のローテーションも楽しみですね。
香港実績も出来て、変わらず2000mを主戦として行くと思うので、
今年は札幌記念or毎日王冠→天皇賞秋→香港C辺りでしようか?
まずは無事に日本に帰って来て欲しいです。