【レース回顧】スプリンターズステークス 1着タワーオブロンドン
秋のG1開幕となったスプリンダーズステークス ですが、勝ったのは2番人気の4枠8番のタワーオブロンドンでした。
スタートから見て行きますが、赤矢印のタワーオブロンドンのスタートは、完璧過ぎる程の好スタートをしています。
ここで青矢印のダノンスマッシュを見て貰いたいのですが、微妙ではありますが出遅れをしていました。
自分はこれが致命傷だと思っていまして、ダノンスマッシュ騎乗の川田騎手が前に出すんですが、真後ろにタワーオブロンドンがいる形になり、マークをするのに絶好の位置になっています。
終始真後ろで道中を進めたのですが、4コーナーではダノンスマッシュの1つ外に回しているルメール騎手、ダノンスマッシュを完全にブロックをしています。
見ていて、「ダノンスマッシュの1着は厳しいか」と思っていましたが、案の定ダノンスマッシュの追い出しがモタついていました。
直線をずっと追えていたタワーオブロンドンは、100%の力を発揮出来たのもあり、最後は交わして1着入線となりました。
タワーオブロンドンも今までにないスタートの良さ、ダノンスマッシュの出遅れもあって、見事に勝ちに導けました。十分実力勝ちと言っていいですし、まだ4歳ですからこれからが楽しみです。
ダノンスマッシュは不完全燃焼感があって、もう1度レースをしたら違う結果になった事は、十分あり得ると思います。
むしろこの状況から3着まで来たのは、力が上であると思いました。
改めてこの2頭は、これからの日本のスプリントを引っ張っていける存在ですし、盛り上げていって欲しいです。
次のローテーションはどうなるんですかね?超強豪の香港スプリントに、殴り込みに行くのか気になります。
今はスプリントで、香港馬に勝てる馬はいるのか?って言うぐらいレベルが高いですからね。タワーオブロンドンは馬主はゴドルフィンですから、挑戦してもおかしく無さそうです。