複勝・ワイド男

 14時30分投稿!複勝ワイドが多めの、【完全事前パーセンテージ公開型】の競馬予想ブログです。サイドバーの「競馬予想にあたってのルール」を是非ご覧下さい。

【展望】2019年天皇賞春

 

今年は13頭立てで行われる天皇賞春となりましたね。

 

 

近年では大阪杯がG1となり、「強い馬がここに来る」と言うよりは、「ステイヤー質」の馬が天皇賞春に来るイメージとなっています。

 

 

今回は大阪杯程ではありませんが、出走各馬について書いていこうと思います。

 

 

 

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※今回はnetkeiba予想オッズの6番人気迄+数頭を記載をします。

 

race.netkeiba.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エタリオウ

前走:日経賞2着

 

 2着7回と2着が指定席となりつつありますね。前走日経賞では、珍しく折り合いを欠いてしまい、最後の直線でメイショウテッコンを捉えきれずの2着となりました。日経賞で早めに仕掛けての2着と言う点は、正直本番では不安です。本番でメンバーが強くなるG1では、3コーナーから仕掛けて負かすと言うのは厳しいと思います。正直日経賞は惨敗をしてでも、最後まで足を貯める騎乗をして欲しかったです。エタリオウの2着連発の原因は、大体位置が後ろ過ぎるか、決め脚が足りないかですが、今回は後者が出た印象です。

 ここまで厳しい事を書いていましたが、折り合いはほとんどつく馬ですし、菊花賞2着と言う実績もあって個人的に評価は高いです。折り合いを欠いた点に不安視をしていますが、逆に捉えると叩きを使えてガス抜きになれたとも思えますので、最終追切や返し馬の状態は要チェックです。

 更に菊花賞では、一番強い競馬をしたと思っています。フィエールマンの1着はルメール騎手の神騎乗があってこそだと思うので、菊花賞は完璧な内容です。中長距離の実績から見て、人気相応の走りをしてくれると思います。現在2番手評価です。

 

 

 

 

 

 

クリンチャー

前走:日経賞7着

 

 昨年の秋から好成績が出ずに、足踏み状態が続いていますね。日経賞は武騎手騎乗のメイショウテッコンが1000m62.7秒で逃げると言う、稍重を考えてもスローになってしまった為、仕方ない部分もあります。それでも最後伸びる様子も無く、上りタイムも遅い為、状態が良い時に比べては劣ってしまっている印象です。4コーナーで早めに仕掛け、エタリオウやメイショウテッコンに喰らいつく競馬をしましたが、早目に脚を使った分、体力が残っていなく着順を上げられなかったと見ています。

 折り合いに関しては元々つく馬なので、3200mへの距離延長には不安はありません。穴馬として抑えて買う候補ではあるので、当日のオッズが20倍前後まで下がる事があれば入れたいですかね。現在予想オッズでは4番人気と指示されていますが、流石にもっと下がると思うので、土曜夜ぐらいまでじっくり考えたいです。

 

 

 

 

 

グローリーヴェイズ

 前走:日経賞1着

 

 この馬は要注意の馬の1頭だと思います。前走の日経新春杯では、馬場の悪い状態だった内目を、直線で走り切っての勝利と言う事で前走評価は高い馬です。更に菊花賞では、京都3000mは即コーナーで内枠有利のレースなのに、大外18番枠で5着に来ています。しかも上がり3F33.9秒の1位と言う、内容だとエタリオウと同じぐらい菊花賞の評価は高いです。位置取りが後ろ過ぎた事が敗因と考えていますので、5着でも十分強い内容だと思います。

 不安がある事は、ディープインパクト産駒の長距離への対応ですかね。3000m以上の重賞を勝つ事が、相当珍しい血統です。キンカメ産駒とディープ産駒は、長距離対応が気になるところがあります。古馬になって天皇賞春で勝てるのかと思うと、大きな自信は無いのが本音です。軸にはしないと思いますが、個人的な馬券では組み込む予定でいます。人気も5番人気ぐらいになると思いますし、ここは好走を期待です。3番手評価です。

 

 

 

 

 

 

パフォーマプロミス

前走:京都記念4着

 

 前走の京都記念では、折り合っていつも通り好位で進められましたが、直線では末脚がキレず4着と言う内容でした。元々折り合いは完璧につく馬なので、3200mの距離は不安はしていないのですが、G1となるとそこに+末脚が求められます。パフォーマンスには、正直その末脚の能力が備わっていないと思っています。スタミナはかなりある馬なので、消耗合戦のような展開になれば勝機はあると思います。でも天皇賞春でそんなハイペースや、早仕掛けが連発するとは思えませんので、実力で勝ち切ると言うのは厳しそうです。

 展開面での恩恵があった上で、北村友一騎手が脚を貯めるインに固執するような騎乗をすれば、勝機はあると思います。求めるのは大阪杯で勝ったアルアインのように、内枠の上に経済コースを進む乗り方が必要で、かつ超前残りか消耗合戦の展開が必要かと思います。

 

 

 

 

 

 

フィエールマン

前走:AJCC2着

 

 まず最初に、今回フィエールマンは結構危険視しています。昨年の菊花賞馬が、天皇賞春にもコマを進めて来ました。前走のAJCCでは上がり1位の、34.0秒を繰り出したのですが、前にいたシャケトラを捉えきれず2着に敗れた内容でした。AJCC2着の事は悲観視はしていないのですが、気になるのは菊花賞の内容です。ハナ差での1着となりましたが、ルメール騎手の完璧過ぎる騎乗があってこその1着だと思いました。

 勿論実力もあったのですが、4コーナーで空くスペースを読んで、縫うように捌いて勝ったフィエールマンと、普通に回ってきたエタリオウでは、内容はエタリオウの方が上と見ています。そこで同じ上がり3F33.9秒では、現在単勝2倍台がつきそうですが付き過ぎてると思います。

 同じルメール騎手で挑めるのですが、また菊花賞のような騎乗をしろと言われても、それはかなり厳しい要求です。ディープインパクト産駒が、古馬になっても長距離のG1を再度勝てるのかと、疑問になる点もあります。2000m~2500mぐらいがベストな距離かと思っています。

 

 

 

 

 

 

メイショウテッコン

前走:日経賞1着

 

 日経賞では逃げた上に、迫って来たエタリオウを振り切って、完勝と言う内容でした。日経賞の内容は凄く良いと思うのですが、3200mへの距離延長と乗り替わりがマイナス要素として見ています。おそらく天皇賞も逃げると思うのですが、3200mを逃げ切れるのは、かなり至難の業です。逃げ切りが出来るとなると、キタサンブラック級の馬と言う事になるのですが、その器かと言われると正直厳しいと思います。馬場の内側が整っていても、そこから直線でひと伸びしないとG1で勝つ事は出来なので、妙味的には切る可能性が高いです。

 乗り替わりも不安要素で、逃げる上でその馬の持ち味を知っている、騎乗の経験のある騎手が良いです。しかも日経賞で騎乗した武騎手は、逃げが上手い騎手でもありますし、尚更不安な点が見えてしまいます。武騎手は過去5年間で、逃げ馬で単勝と複勝回収率を100%越えていますし、実際の数字としても分かるかと思います。と言う訳で、今回の乗り替わりが相当痛い点も考慮して、評価は低めでいます。

 

db-keiba.com

 

 

 

 

 

ユーキャンスマイル

前走:ダイヤモンドS1着

 

 現在3000m以上の長距離レースを3連続3着と言う、ステイヤーとして開花した馬ですね。前走ダイヤモンドSでは、折り合いは勿論完璧に運び、2着以下を2馬身差以上もつける圧勝劇でした。しかも3400mのレースなのに、上り3F33.4秒と言う上り2位と1秒以上も差を付ける、凄まじい時計が出ました。菊花賞3着と言うG1での実績もありますし、その時も上がりを33秒台で走れているので、「折り合う馬の上に末脚を使える」馬です。天皇賞春ではこのような馬が非常に重要で、「長距離への対応」とその上で「キレる末脚」の両方が必要となります。近走を見る限り、かかってしまう事はほぼ無いですし、実績面から1番安定した成績を残せると思っています。

 唯一不安点を挙げるのであれば、キンカメ産駒の長距離への対応ですが、母父ダンスインザダークは菊花賞馬でもあります。そもそもこれだけ長距離での実績があるのであれば、今更血統を不安視をしなくても良いのかと思いました。13頭立てでイン突きの岩田騎手が成功する可能性も高そうですし、ここは1番手評価をつけさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 以上天皇賞春の展望です。ここにシャケトラがいたらもっと盛り上がったと思うのですが、今回の件は残念で仕方ありません。それでも昨年の菊花賞1着~3着馬が出て来ると言う、ステイヤーG1らしいメンバーが揃い、楽しみで仕方ありません。今回自分の馬券は、評価の上位3頭をメインにしようと思います。でも如何せんオッズで結構買い方が変わって来そうなので、土曜夜までじっくり考えようと思います。当日自分は東京競馬場に行く予定ですので、裏開催を楽しみつつ天皇賞を巨大モニターで見ようと思います。

 あと全頭の展望を書けなくて、申し訳ありません。G1シーズンや他の予定もあり、全頭ビッチリ展望を書くのが厳しい状態です。次回の展望記事は日本ダービーになる可能性があります。その際にはまた宜しくお願いします。